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第71回金光教フォーゲル連盟総会 報告

金光教フォーゲル連盟の第71回総会が、11隊より25名の参加を得て初のオンラインにより開催された。議事に先立ち、青少年担当の布教部職員の紹介と昨年7月に教務理事に就任された布教部長の石黒眞樹先生の講話を頂いた。

先生は「今日は四代金光様の30年のご命日である。四代様は『育ちゆくものの お役に立つことを喜びとなし われも育たん』というお歌を詠まれているが、子どもたちの育成を担う者にとって大事な視点である。
さて、昨年の7月に新内局が発足し、私は教務理事のお役を頂いた。岩崎教務総長以下6人でいろいろなことを話し合って物事を進めている。
この新内局は、新型コロナの感染が大変になっている状況の中でのスタートであった。その際、総長である岩ア道與先生が、『どんなことがあっても笑っていよう。そしてトップに立つ者たちは仲良く、暗い顔をしないでいよう』と言われた。フォーゲルには『笑って困難にあたる』というモットーがあるが、それはまさしくフォーゲルモットーにある『笑って困難にあたる』というということであると思われた。今年の幅下教会の元日祭でも、「先の見えないコロナの状況の中にあるが『笑って困難にあたる』ことをみんなで宝にしていこう」とお話した。そうしたところ、自動車会社の重役だったご信者さんが「リコールやデータ隠しなど様々な事件が起きてきた中でも、トップが笑顔であることが大事であった」と言われた。『笑って困難にあたる』は大切な精神であり生活の態度である。このモットーは先輩たちから受け継いできた宝である。そして伝統的に受け継がれていくものである。みんなでこのことを心掛けていきたい。
また、神様の御思い眼差しは『信心して助かってくれよ』との一点である。どんな大変な状況にあっても、神様は『笑って困難にあたり信心して育ってくれよ』と私たちに願いをかけて下さっていることを忘れないでほしい。
現教主金光様が、神様と人との関係を縦軸、人と人との関係を横軸に例えて仰っておられるが、私たち一人一人が神様との縦軸をしっかりとしたものにしていくことが、我々が育つということである。神様の御思いに気づき、そして物事を神様の眼差しになって見てこられた教祖様の『神人物語』に習って、これまでのことを神様の視点で見直していくことで、みなさんも一人一人の『神人物語』を編んでいってもらいたい。そしてさらにリーダーとして子どもたちに掛ける思いを、神様の御思い、神様の視点で見ていくことに取り組んでもらいたい。」と話された。

その後、議長団が選出され、前年度の事業・決算報告が各担当が行い、藤原真彦総長より基調報告がなされた。70周年の節の年でありながら、新型コロナウイルスの影響により当初の予定を大きく変更せねばならなかったが、連盟においてはFacebookやLINEでの情報発信や世界大会に向けてのカウントダウン動画配信、世界大会のLIVE配信などが行われ、各隊もオンライン集会や手紙通信など工夫を凝らすなど、「みがけ神心 今月今日で願い、『今』のフォーゲル活動を展開しよう」という基本方針に沿った活動が行われたことが評価された。

2日目は今年度の運動方針が討議され、昨年度の基本方針に「やってみよう何事も 分かち合おう喜びを 伝えよう信心を」の3つの願いを加えることとし、リーダー一人ひとりの活動の指針として今月今日で『今』のフォーゲル活動に取り組み、子どもたちの神心が磨かれる場を創造していくことが確認された。具体的には昨夏にスタートした「Together Fogel Project」の推進やZoomを使った全国規模での年齢別集会、また新しい表彰制度など前向きな活動が提案され、討議の結果全ての議案について承認された。今年度も難しい舵取りが予想されるが、最後に参加者全員で改めて4つのモットーを胸に抱き、新しい一年に向けて『フォーゲルコール』が唱えられ閉会となった。

開催日2021年1月10日(日)〜11日(月・祝)
開催方法Zoomミーティングシステム

参加人数

  • 活動登録隊:24隊
  • 参加隊:11隊(25名)
  • 委任状提出隊:9隊
  • 開式時に布教部より3名臨席

2021年度 金光教フォーゲル連盟 基本方針

みがけ神心

〜今月今日で願い、『今』のフォーゲル活動を展開しよう〜
・やってみよう何事も 分かち合おう喜びを 伝えよう信心を